真夏のピークが去った。

天気予報士がテレビで言ってた。

日中はまだまだ暑いが、朝晩の気温が下がり、秋口の様相を帯びて来た。

皆さんにとって今年の夏はどうだったろうか。私はそれなりに満喫した。

キャンプに花火大会、屋外プールに山間での避暑。コンテンツだけ見ると大充実である。

しかし、何かが足りない。

祭だ。私たちは、2020年に突如祭を奪われてから、人と密集して素顔で大声で笑ったり、一丸となるような楽しい企てをする事に対して、わずかに罪悪感を抱くシステムを代わりに手に入れた。

罪悪感の源は”万が一”という呪文。その呪文に囚われ、残りの9999は犠牲にしてきた。その結果どうだろう?万が一は起きただろうか?

起きた人もいるだろうが、9999を犠牲にしてまで避けなければいけない1だったろうか?

2020年から色々と疑問に思ってきた私は、縛り付けて来た9999のうち、一つ一つを開放してきた。そして、今は残り1000くらいのところまで来た気がする。

そのくらいには自分を解放してきた。

私のような人もいれば、まだ残り9000くらいの人も多い。色んな人がいるのは良いことだ。

色んな人が汗や血や細胞や細菌を交換し合う。そうする事で人間は強くなってきた。祭りはその象徴ではないだろうか。

鮨詰めの人だかり、肌のふれあい、神輿を担ぐ男たちの汗、大勢で搗く餅、そうした活動の中でお互いの違いを少しずつ交換しあってきた。

私はこの秋、日本に再び祭を取り戻したいと考えている。

罪悪感を伴いながらひっそり行う祭りではなく、ありのままにお互いを交換しあえる祭だ。

大声で笑っていい。

少しぐらい人に迷惑をかけてもいい。

皆と交わっても良いし、人見知りしたっていい。

日にちもコンセプトも決まった。あとは、素晴らしい演者の皆さんが来てくださる事。

おもいっきりやってやろうと思う。

詳細はこちら。(絶賛企画中につき、今後の展開をお楽しみに!)

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