4000人のがん患者・家族と対話した精神科医が語る 「レジリエンスと感謝」

もし、10万円払えば1週間長く生きられるとしたら、あなたはそれを支払い、1週間を手に入れますか?

これは、私がコーチングを行う時に、よくクライアントに投げかける問です。

多くの方が、このように回答します。

「1週間10万は高いかな~・・」

“長い人生”において、たったの1週間に10万円の価値があるかどうかは、当然人によってバラつきがあるでしょう。

では、もしあなたがあと1週間しか生きられないとしたら、先ほどの1週間10万円はやはり高いと感じますか?

これに対しては、100%の方が「No!」と答えます。

購入した1週間で何がしたいですか?

「今まで先延ばしにしていた〇〇をやりたい」

「親孝行をしたい」

「疎遠になっている友人に連絡したい」

その1週間でやりたいことやれることは、なぜ多くの人が、今この瞬間にやらないのでしょうか?

デジタルメディアのA Plus社は2016年、「Write your biggest regret(あなたにとって最大の後悔を書いてください)」と書いた黒板をニューヨークの繁華街に設置しました。動画はYouTubeにアップされ、500万回も再生されました。

そこに書かれた殆どが、「何かをやらなかった事への後悔」でした。

もし、あなたに残された時間がそんなに多くなかったとしたら、自分を含めた世の中の風景は、どのように変わるのでしょう。

世の中には、がんに罹患し余命宣告を受けるのが、最も良い旅立ち方だという人もいます。

理由は、死を直面する事で今まで気付かなかったことに気付き、行動を変える時間が残されているからです。

一方で、、突然自分の人生が長くない事を知って、打ちひしがれてしまう人も少なくありません。

立ち上がった先にこそ、今まで見過ごしてきた素晴らしい世界があるのです。

今回のオンラインまなアカでは、“死”に、最も近い職場のひとつである医療の世界で、多くのがん患者と、その家族と向き合ってきた、精神腫瘍医である清水研先生によるセミナーです。

死に直面したがん患者が、それを受け入れ立ち上がるまでの「レジリエンス」と、立ち上がった多くの人が感じる、「今日がある事への感謝」。

“今ここ”のマインドフルネスとも、非常に親和性の高いテーマでお届けします。

そして、「オンラインまなアカ」は今回が一旦の区切りとなります。

皆さんのご参加を、心よりお待ちしております。

4000人のがん患者・家族と対話した精神科医が語る 「レジリエンスと感謝」

日程:9月3日(木)
時間:20時~21時半 (1時間講演、30分質疑応答)
費用:無料
場所:オンライン(Zoom)

お申し込みは下記からお願いいたします。
https://manaaca-resilience-gratitude.peatix.com/


清水研先生の著書『もしも一年後、この世にいないとしたら。』