「マインドフルネストレーナー養成講座アドバンスコース」の卒業生によるリレー形式の第5弾。
今回は3/20に開催されるshiawase2020シンポジウムに、まなびやアカデミーとして出演する中村慎太郎さんに書いてもらいました。
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昨日、我が家の行きつけのスーパーが朝から臨時休業になりました。
理由は、従業員の新型コロナウイルス感染が疑われるため・・
このスーパーの迅速な対応に、Twitter上では称賛の声が相次ぎました。
そりゃそーですよね!
陽性が確認されたわけではないので、休業にする必要はない。
あくまで、疑義の段階です。
しかも、従業員が体調を崩してからわずか5日目の決断だったそうです。
休業の意思決定をした理由は、4日間の発熱が続いたからとのこと・・
もちろん、その人はずーと欠勤しています。
自分がこのスーパーの社長や店長だったとしたら、同じような決断が出来たか・・?
とにかく、自社の利益よりも、風評被害を恐れる事よりも、地域の人々の健康を優先したこのスーパーの対応に拍手をしたいです。
「再開したら、爆買いするしかないね!(笑)」
一方で、Yahoo!ニュースに、こんな記事が出ていました。
「新型コロナウイルスよりも、人が怖い」
これは、あるドラッグストアの店員さんのコメント。
品薄状態のマスクを買い求める、お客さんの事を指しています。
結構な勢いで詰め寄ってくるお客さんも、珍しくはないとか・・
「いつになったら入荷するんだよ!」
「本当は、在庫あるんじゃないの?」
「この店使えねーな!!」
「申し訳ございません」を繰り返す日々。
笑顔だったお客さんたちが、新型コロナによる不安や恐怖によって一変する様に恐怖を感じ、その豹変したお客さんへの対応に、日々疲弊しているそうです。
「店員さん、俺が応援しているよー!」
もちろん、いつ自分が感染者になるやもという不安の中、矢継ぎ早に流れてくる情報の中から、何をスルーして何をキャッチし、それに対してどのような行動を選択するのかは簡単ではないと思います。
こんな状況でも、私たちは自分の思考や行動を自由に選択することが出来るのです。
だからこそ、心をフラットにしてあるがままを受け止めることが、大切なのではないでしょうか。
先日(と言っても2月頭)、サイパンにあるアメリカ記念公園で、こんな言葉が刻まれた記念碑をみつけました。
自分の運命は、自分では決めることができない
これは、第2次世界大戦中に日米のサイパンの戦いで、犠牲になったチャモロ人とカロリニア人(現地の先住民)たちに向けられたものです。
自分たちが暮らしてきた、この豊かな島で、異なる2つの国が大ゲンカをする。
それに巻き込まれ、多くの人が自分の意思に反して、志半ばに人生の幕を閉じたのです。
はるかにマシでしょ!今の日本!
自分で決められるでしょ!今の日本!
そして、私たちが決めた行動や想いは伝染しちゃいますよ。
ギスギスさも、優しさも。
あっという間に。
あなたは、何をまき散らしますか?
決めるのは、自分ですよ。
さて、まなアカでは、3月20日のshiawase2020にて、オンラインワークショップを行います。
お題は、「マインドフルネス・コンパッションワークショップ~優しさの種まきを始めよう~」
優しさをまき散らしたい方の、参加をお待ちしております。
日程:2020 年 3 月 20 日(金・祝)
時間:15:50~17:10 ※イベント全体は 9:30~18:00
料金:無料
場所:Zoom(オンライン開催)
詳細はこちらから