バターも溶ける暑さだ。
バターを丁寧に溶かす手間もパン生地の発酵にも、ベランダの暑さを活用できるのは有り難い事だ。しかし、夏が苦手な私には、それ以外に暑さを有り難く思う事は無い。
しかし暑い。
色々なことに気づくための貴重なリソースを、「暑い」事に対して常に大部分を割かれてしまっているのは実に勿体ない。マインドフルネスは、評価判断をしない態度であるが、「暑い」の中にはファクトとして気温が高い事に加え、汗ばむ肌への不快感(評価判断)が伴う。これではいかんなあと、この夏は仕事の休憩時間などに意図的にマインドフルな時間を多く取り入れるようにしている。あたかも水を飲むように。
初回のブログで、私はマインドフルネスを”水”と表現した。小麦粉とイースト菌とバターと砂糖と塩とスキムミルク。ここに水が入らなければ、それらが交わってパンになる事は決してない。水が有ることで異分子と引き合わされ、融合する。
貴方は今日一日、隣の同僚とどれくらい融合していただろうか。
一秒も融合していなかった、というのが大半の回答ではないだろうか。
職場の雰囲気は悪くなかったとしても、トラブルシューティングに没入している時、PC画面以外の事は何も認知していない。また、同僚と話していても、言葉の表面だけを撫でるような会話に終始し、表情や脈拍や行間に思いを巡らせなければ、交わされている文字情報以外は何も認知していない。つまりそれは”無い”事になる。本当は有るのに。
四六時中とはいかないが、一分でも良いから同僚とマインドフルに関わる事で、文字情報には現れない深いコンテクストを共有できるようになる。
ありのままの私で良いし、ありのままの貴方で良い。マインドフルネスを職場に持ち込むことで、あたかも一緒にお風呂に入っているような、そんな関係を築く事だってできる。
そうそう、風呂といえば”まなぶろ”。
今回はもりちさんがニューノーマル時代のキャリア論についてお話くださるそうです。
ご興味有る方、是非ポチりと。
■まなぶろ7月概要
日時:7月13日(水)19時半~21時半
場所:オンライン(Zoom)