「マインドフルネストレーナー養成講座アドバンスコース」の卒業生によるリレー形式第4弾。
今回は、メンタルヘルス情報サイトでも執筆されている髙橋晶子さんに書いてもらいました。
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まなびやアカデミーのアドバンスコース2期生の髙橋晶子です。会社経営の傍ら、ココロとカラダの健康をテーマにメンタルヘルス情報サイトで執筆中です。
今回はココロとカラダが元気になる健康法としてマインドフルネスについて話ししたいと思います。
集中力や創造力の向上、心を整える、ストレス軽減、自己効力感や幸福力UPなど脳や心によいと言われているマインドフルネスですが、免疫力の向上にもよいことをご存知でしょうか?
この寒い時期はインフルエンザや風邪を引きやすい季節です。
最近は花粉も飛び始めたようでクシャミをしている方をよく見かけます。
そして今年は新型コロナウィルス感染のニュースが朝から晩まで毎日流れています。
エチケットとしてマスクの着用、手洗い、うがいなど感染が拡大しないよう対策はもちろん、
新型コロナウィルスはワクチンや特効薬がありませんので、免疫力をアップさせることも対策となります。
免疫力をアップさせるには
・適度な運動(運動し過ぎると逆に免疫力が下がるというデータあり)
・腸活(腸で免疫が作られる。脳腸相関=腸内環境がよいと脳によい)
・睡眠
・入浴やあたたかい飲み物でカラダを温める(冷やさない)
・ビタミンCが豊富な食品を摂取、はちみつ(マヌカハニー、プロポリス(飴)がオススメ)
・マインドフルネス瞑想(腹式呼吸又は鼻呼吸で行う)
免疫力を低下させるのは
・ストレス
・過剰な運動
・食べ過ぎ
・カラダを冷やす
・不眠
・喫煙
・疲労
免疫力低下の大きな原因は「ストレス」です。ストレスは自律神経を乱し免疫力を低下させます。
連日の新型コロナウィルス感染のニュースで、憂鬱な気分で仕事や外出している方が多いのではないでしょうか?
神経質な方は予防していても不安は消えず、かなりストレスを感じていると思われます。
仕事に影響が出てトラブルや問題をかかえたり、従業員の健康管理に頭を悩ませている管理職の方や経営者は多いと思います。
マスクの着用や手洗い、うがいなど予防と合わせて、マインドフルネス瞑想がオススメです。
マインドフルネス瞑想は気分が落ち着き、冷静な判断のサポートをします。そして免疫力をアップさせ、ココロだけでなくカラダにもよいからです。
マインドフルネスという言葉をよく耳にするようになったのはここ数年のことですが、アメリカでは1970年代に生物学者で心理学者でもあるジョン・カバットジンによって医療の現場にマインドフルネス瞑想が導入されました。
ジョン・カバットジン氏は癌患者などの痛みの緩和とストレスの低減のために「マインドフルネス・ストレス低減法8週間プログラム」を開発しました。25年間で16000人の患者に影響を与えたと言われています。
ジョン・カバットジン氏やハーバードディカルスクールなどでマインドフルネス瞑想の調査研究が行われ、身体症状改善、痛みストレスの軽減、うつ病の改善など様々なエビデンスあります。
・インフルエンザの抗体が増すなど免疫力の向上(※)
・乾癬患者(皮膚病)の症状緩和
・自律神経の副交感神経優位なる(自律神経が整う)
・脳の扁桃体が変化し、うつ症状が改善
・痛みとストレス軽減
※)ジョン・カバットジン氏はバイオテクノロジー企業の従業員に対してマインドフルネス瞑想を8週間実施して脳の電気信号レベルを測定。不安レベルがはっきり改善し、脳レベルで変化を確認。その研究の後半にインフルエンザの予防接種を受けたところ、ワクチンの抗体が増えた(瞑想をしていないチームと比較)という研究結果があります。
私自身の体験は、父の急死がきっかけで不眠、食欲不振、動悸など自律神経を乱れていた時に、まなびやアカデミーのマインドフルネストレーナー養成講座を受講しました。
その中で毎日マインドフルネスの瞑想、エクササイズを続けた結果、とても体調がよくなりました。
また人間関係も好転するなど、意図してない大きな変化がいくつもありました。
当時、瞑想歴は5、6年あったのですが体調に変化は起きたのは初めてで、効果や変化を期待して受講したわけではなかったので驚きました。
マインドフルネス瞑想は脳やココロだけでなくカラダにもよい、どなたでも取り入れらる健康法としてもおすすめです。
髙橋晶子
・「メンタルヘルス情報サイト」https://mentalhealthjoho.com/author/takahashi
マインドフルネスのこと、男性と女性の更年期障害について、HSPのことなど書いています。
・人と動物(ワン、ニャン)がハッピーなるマインドフルネスも発信予定です。
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