『マインドフル・ライフ』出版への道のり  第1話「話があります」

皆さんこんにちは!

さて、まなアカブログでは今回から数回(回数未定w)にわたって、マインドフルネス書籍の出版までのストーリーを語っていただきます。執筆は、マインドフルネストレーナー養成講座8期卒業生である、岩切 宏樹氏(キリさん)、藤島ちさと氏(ちさとさん)、新居 良晃氏(よしくん)です。

トレーナ養成講座を終えて様々な活動をされている方がいますが、本を出そうという方は初めてですね!

それでは本編を楽しんでください。

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「話があります」

私は過去4回転職をしてきた中で、一番苦しい瞬間が、上司に退職を告げる時でした。

「ハナシガアリマス」この8音を発する勇気が出ずに、面談を何日も先延ばしにしたり、上司の前を行ったり来たりもじもじしてしまったこともありました。

人に言いたくない言葉ナンバーワンであり、自身が今後課長になった時にも、言われたくない言葉ナンバーワンです。

申し遅れましたが、私はまなびやアカデミー公式ブロガーの新居(通称:よしさん)と申します。普段は某IT企業の人事部で働いています。

そんな私がある日、予想外の方から言われたのです。

「よしさん、話があります」と。

声の主は岩切さん。

同じくまなびやアカデミーの「マインドフルネストレーナー養成講座8期」で学んだ仲であり、本業は会社経営をされているカッコいい兄貴です。

新居 良晃さん:よしくん(左)  岩切 宏樹:きりさん(右)

「話があります」という言葉は妙手で、「わかりました」以外の返答は受け付けない力を持っています。詳細を尋ねる行為は野暮であり、受け手は圧倒的な情報の非対称性を抱えた状態で、面談に望むことを余儀なくされるのです。もれなく不安感とセットで。

それから2週間後の5月某日、私は岩切さんの指定する二子玉のカフェに来ました。

過去にzoomで何度かお会いしていたので、はじめましての感覚は無いものです。

はて、一体何の話なのだろう。

岩切さんから発せられた言葉は、意表を突くものでした。

「本を書きましょう」

「は??」

「前によしさん言ったじゃないですか」

「ええと、、、ああああ、あああ。はいはいはいはい。」

確かに私は過去にそのような提案をしました。

私達がマインドフルネストレーナー養成講座で学ぶ中での気付きを、本にまとめられたらどんなに素敵だろうと。

ですが、当事者として本を書くという意識は殆どなく、

誰かが本にしてくれたら良いですねという感覚で申し上げたまででした。

(この人、真に受けている!!!)

ですが、偶発性を楽しむのは私の信条でもあります。ここは乗らない手はありません。

2秒くらいの逡巡はありましたが、すぐに引き受けて、岩切さんと書籍化プロジェクトを立ち上げる事になりました。

この時の私たちは、後に多くの人を巻き込む一大プロジェクトになることを想像だにしていませんでした。

ーつづく

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