マインドフルネスを伝えるということ。

今月からこちらのブログを「マインドフルネストレーナー養成講座アドバンスコース」の卒業生がリレー形式に書いていきます。様々な角度からマインドフルネスを感じていただければうれしいです。

トップバッターはアドバンス1期の松元絢(アヤパン)さんです!

「マインドフルネスするようになって、集中力は上がった?」「イライラしなくなった?」

と私自身の変化について聞かれることがよくあります。

 

マインドフルネストレーナーとして、そのあり方が問われるのは当然のことです。

マインドフルネスセミナーの受講者には、マインドフルネスで得られることとして、「集中力が上がって生産性が上がる」「心を安定させられる」などとお伝えしていますが、目に見えないことだけに「じゃあ、あなたはできているの?」という目で常に見られています。

マインドフルネスを伝えるようになってから、最初はそれにビビっていました。自分が講師を務める講座中はいつも穏やかでいなければいけない、正しいことをしなければいけない・・・と勝手に思っていました。でも今は、その恐れすら自分で認め、隠さないこと、つまり自分が自分らしくいることがマインドフルネスな状態だ、と理解しています。そう捉えられるようになったのは、素敵に見える人はどんな”あり方=Being”なのか、を観察するようになったからだと思います。私が素敵だと思う人は、決して完璧な人ではない、苦しい時に助けてと言えたり、楽しいことを楽しいと言えたり、疲れたときに疲れたと言えたりする人でした。

では、冒頭の問いに答えるならばイエスでもありノーでもあります。集中したい時に集中しやすくなった、という実感もある一方で、忘れ物をしてしまうとかドジな性格は変わりません。イライラしなくなったかというと、確かに減ったと思いますが、これは年齢的な成長のような気もします。

ただ、マインドフルネスを知って自分が変わったか?という問いには大きく首を縦にふってイエスと答えます。私はマインドフルネスに出会う前から、ロミロミというハワイの伝統的なマッサージの副業をしています。自分でも、本業があるのにも関わらず、体力も時間も必要なロミロミをするのが好きなのは何故なんだろう?と不思議に思っていました。マッサージをされる方が癒されるのはわかるけど、する方の私まで癒されるのはなぜだろう、と。

それがマインドフルネスという概念を知り、マインドフルネスという状態を体感し、腑に落ちました。

「ああ、ロミロミってマインドフルネスだから、する方も癒されるんだなあ。」と。

ロミロミをしている間は、相手に対してなんのジャッジメント(評価)もせず、ただただその状態を感じ、ほぐす感覚をまた味わう、という作業です。今の状態に良いも悪いもない、ただ元の状態に戻すだけ、そんな感覚です。それはまさに”今ここ”にいる、その人自身と向き合うことです。手で触れて感じることです。つまり、至極マインドフルネスな行為だと気づいたのです。


↑マインドフルネスとロミロミを掛け合わせたワークショップを開催することも。自分で自分を揉んでほぐすという行為はまさにセルフコンパッション。

マインドフルネスとロミロミが繋がってから、私のマインドフルネスの理解は深まりました。ロミロミをしていない時もマインドフルネスな状態を選択することができるようになりました。それが私の一番の変化です。

そして、マインドフルネスは誰のものでもないし特別なスキルでもない、マインドフルネスという概念を知ることで誰でも自分がどんな状態でいるのか(Being)を選択することができる、と信じています。人は誰もが一人一人、唯一無二の人生を歩んでいます。

マインドフルネスを伝えるということ。

それは自分のマインドフルネスを探求し、相手のマインドフルネスを尊重すること、と私は考えています。

 

プロフィール:松元 絢

人材系企業で営業・キャリアカウンセラーなどを経験したのち、IT企業セールスフォース・ドットコムにて営業人材育成を行う。目まぐるしいスピードで変化する現代の心を整える手法としてマインドフルネスに興味を持ち、トレーナー資格を取得。企業内外でマインドフルネスワークショップを開催。

・ウィルビーイング 代表 (https://wbeing.jp/)
・マインドフル・メンタルコーチ
・プライベートロミロミサロンPua Lani 主催
・エキスパートファスティングマイスター

マインドフルネスワークショップのご依頼はこちらのメールアドレスまで
am@wbeing

 

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